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教職員

本橋 令子(もとはし れいこ)

本橋 令子 / Reiko Motohashi

シロイヌナズナのタグラインやトマトの果色変異体などを用いて、プラスチド分化のメカニズムの解明を目指している。

1)シロイヌナズナの葉緑体のゲノム上には約80程度の遺伝子がコードされているが、葉緑体自体を構成するタンパク質の大部分は核ゲノムにコードされている。この約2,300の核コードの葉緑体タンパク質のうち、現在まで、藍藻や他の生物との相同性から機能が推察できる葉緑体タンパク質の機能解析は進んできたが、高等植物独自の機能と考えられる他の生物との相同性のない葉緑体タンパク質の機能解析は進んでいないのが現状である。このような核コードの葉緑体タンパク質遺伝子の破壊株を集め、新規葉緑体機能の解明を行う。

2) 葉緑体を含むプラスチドは細胞にとって必要な機能に応じて数種類の形態に変化する。葉では葉緑体に、根ではアミロプラストに、果実ではクロモプラストへと形態を変化させる。トマトゲノミックリソースを利用することにより、トマト果実の成熟過程における原色素体や葉緑体からクロモプラストへの分化に関与するタンパク質の網羅的解析を行ない、クロモプラス分化メカニズムの解明を行う。

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