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教職員

近藤 満(こんどう みつる)

近藤 満 / Mitsuru Kondo

金属錯体は金属イオンと有機分子からなる複合化合物で、新しい構造を無限に構築していくことが可能です。特に、個々の金属イオンや有機分子だけでは見られなかった新しい性質を発現させることが可能な点に魅力があります。現在の研究では、従来は困難であった水溶液中の有害イオンの除去や生体分子の機能解明に向けて、新しい金属錯体の合成を進めています。例えば、火薬の原料として知られる過塩素酸イオンは子供の成長を阻害する有害性が指摘されており、その基準濃度はわずか24.5ppbと考えられていますが、新しく合成したカプセル型の金属錯体を用いることで、過塩素酸イオンをこの濃度以下に除去する技術の開発に成功しています。今後さらに、新しい機能性化合物の合成を進めていきます。

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