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教職員

木村 浩之(きむら ひろゆき)

木村 浩之 / Hiroyuki Kimura

 西南日本の太平洋側の地域は、付加体と呼ばれる厚い堆積層からできています。付加体は、海洋プレートが陸側プレートの下に沈み込む際に海洋プレート上の海底堆積物が陸側プレートに付加し、その後、隆起してできた地質構造です。付加体の堆積層は海底堆積物に由来するため、高濃度の有機物が含まれています。また、付加体の深部帯水層には、嫌気性の地下温水と天然ガス(主にメタン)が蓄えられています。

 我々は、付加体に構築された大深度掘削井を介して地下温水およびメタンを採取し、地球化学および微生物学的手法を用いた研究を行っています。そして、付加体の地下圏でのメタン生成メカニズムを明らかにしようとしています。さらに、付加体の深部帯水層に由来する地下温水、メタン、微生物群集を活用した分散型エネルギー生産システムの創成に向けた技術開発にも取り組んでいます。

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