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イベント 2023.07.05

UniCReSS:静岡県大学研究連携シンポジウム開催のご案内

UniCReSS:静岡県大学研究連携シンポジウム開催のご案内

<タイムテーブル>

12:45-13:15 受付

13:15-13:25 開会挨拶 東海大学 齋藤寛 教授

13:25-14:05 招待講演
水産養殖の現状と将来に向けた課題
秋山信彦 教授 東海大学
海面での魚類養殖の手法は、築堤式から小割式へと転換し、生産量が著しく増大した。さらに、量産型だけでなく地域ブランド価値を高めた養殖も加わっている。一方で、環境保全の一貫として、環境へ負荷をかけない閉鎖循環式や、低魚粉飼料開発などに焦点が移行している。これらの現状と一部の成果を紹介する。

14:05-14:20 休憩

14:20-14:35 依頼講演1
簡便な遺伝子改変(GM)動物の作製法
高林秀次 准教授 (浜松医科大学)
ゲノム編集技術の進歩により、莫大な費用と時間を要していたGM動物の作製が大変簡便になった。i-GONAD法は卵管内の受精卵にゲノム編集を行う方法で早くて安いGM動物の作製法で、マウス以外の動物種にも適応可能な有用な方法である。本講演で詳しい方法について紹介する。

14:35-14:50 依頼講演2
細胞性粘菌由来低分子化合物をリード化合物とした肝線維化治療標的の探索
山口桃生 助教 (静岡県立大学)
肝線維化は慢性肝疾患の予後不良を決定づける因子であり、その予防・治療法の確立は喫緊の医療課題である。本講演では抗肝線維化作用を有する細胞性粘菌由来低分子化合物をリード化合物とした構造活性相関に基づく治療標的分子探索に関する我々の研究を紹介する。

14:50-15:05 依頼講演3
日本発のプラスミドデータベースの構築に向けて
新谷政己 准教授 (静岡大学)
世界で深刻な感染症の拡大を引き起こす多剤耐性菌の蔓延を防ぐ上で、薬剤耐性遺伝子を伝播するプラスミドの正確な分類情報を含むデータベースの構築は極めて重要である。本講演では、プラスミドの分類や性状がまとめられた、日本発の正確な網羅的プラスミドデータベースの構築に向けて演者らが挙げてきた成果を紹介する。

15:05-15:20 依頼講演4
富士山頂および山麓における単一雲滴採取による雲成長過程の解析
南齋 勉 教授 (静岡理工科大学)
一般的に、雨や霧などの湿性沈着物中の化学組成の分析を行う際、採取装置に回収した試料に対して行われるため、成分や濃度は時間・空間的に平均化され、貴重な情報が失われている。我々は,雲滴の核形成から、大気汚染物質の沈着、雲内反応の解明を目的として、時間空間分解能に優れた採取分析手法を開発した。

15:20-15:35 依頼講演5
プラスチック分解酵素の改良と吸着ドメインの開発
中村彰彦 准教授 (静岡大学)
プラスチックは現代の生活に欠かせない材料であるが、使用後の処理が問題となっている。そこでボトルや衣類などとして身近なポリエチレンテレフタレートのリサイクルを目指し、分解酵素の改良をおこなっている。また環境中のPETを簡便に検出するための吸着酵素の開発も行っている。これらの結果について紹介させていただく。

15:35-15:50 休憩

15:50-16:05 依頼講演6
非モデル生物の組織透明化法開発
紺野 在 助教 (浜松医科大学)
組織透明化法は不透明な生物組織の三次元構造を破壊することなく透明化し、光学顕微鏡による立体イメージングを可能とする技術である。本公演では、様々な非モデル生物のための組織透明化法の開発と、その応用として蚊体内の病原性ウイルスを可視化する試みについて紹介する。

16:05-16:20 依頼講演7
食品機能を評価する生体指標開発
三好規之
准教授 (静岡県立大学)
様々な病態モデル動物などの生態試料を分析することは、その病理生理学的変化を評価する生体指標開発につながる。本講演では、糖尿病モデルマウス糞便分析で認められた疾患依存的な揮発性成分の変動、および機能性食品成分による制御の可能性について紹介する。

16:20-16:35 依頼講演8
セミの翅を模倣したナノ柱ハイドロゲルの調製と抗菌性について
小土橋陽平
准教授 (静岡理工科大学)
人類は、アオカビからペニシリンを発見するなど、細菌への対策について生物から多くのことを学んでいる。近年、セミの翅のナノ柱構造が物理的に細胞膜を破壊し、抗菌性を発揮することが発見された。本研究ではセミの翅を模倣したナノ柱ハイドロゲルを調製し、グラム陽性菌とグラム陰性菌の両方に対して抗菌性を示すことを報告する。

16:35-16:50 依頼講演9
東海大学人文学部の紹介
斉藤雅樹
教授 (東海大学)
2022年度新設。人文学の基幹を受け継ぎながら社会で必要とされる多面的なリベラルアーツを展開する。地域マネジメント、グローバルコミュニケーション、クリエイティブカルチャーの3領域があり、キャンパス間留学・「遊学」制度など特色ある人文学部の研究・教育について紹介する。

16:50-17:00 閉会挨拶 静岡理工科大学 桐原正之 教授

【日時】 2023年8月29日(火)
【会場】 東海大学静岡キャンパス清水校舎 8号館4階 多目的交流スペース「PLAT」
【参加費】 無料
【参加申込】 事前登録をお願いします。
【問合せ先】 kenkyu2[アットマーク @]adb.shizuoka.ac.jp
【主催】 静岡大学 グリーン科学技術研究所
【共催】 静岡県立大学静岡理工科大学、東海大学スルガベイカレッジ、浜松医科大学
【後援】 静岡県、静岡産業振興財団、静岡市、静岡大学超領域研究推進本部、静岡大学食品・生物産業創出拠点、(一財)マリンオープンイノベーション機構

2023年度 UniCReSS ポスター(A3印刷用)(641.19 KB) 2023年度 UniCReSS ポスター(A4印刷用)(464.48 KB)
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