インフォメーション
「さくらサイエンスプログラム」を実施しました
概要
2024年12月18日から24日までの7日間、JSTさくらサインエスプログラムにより印国Indian Institute of Technology Hyderabad(IITH)の教員1名、博士課程(3名)および修士課程院生(3名)、合計7名を招聘し、交流計画テーマ「高度国際頭脳循環によるグリーンサイエンス研究共同促進」を実施致しました。ここに、その活動内容についてご報告致します。
実施内容
12月18日
●参加者が参加者が日本に到着。浜松駅に深夜到着後、宿泊施設へ案内
12月19日
●新谷教授による薬剤耐性遺伝子に関する講演
●IITHと静岡大学の院生による第1回研究発表会を実施
12月20日
●二又教授による微生物群集を活用した環境浄化研究の講演
●浜松市舘山寺浄化センターを見学し、現場技術者と意見交換
12月21日
●第2回研究発表会を実施(静大院生のポスター発表を含む)
●浜松市企業の活動紹介とインターンシップに関する質疑応答
●鍾乳洞の竜ヶ岩洞を見学後、交流会を開催
12月22日
●金原名誉教授による化学物質管理に関する講演
●IITH教授Debraj博士による廃水処理技術の講演
●今後の共同研究計画を議論し、翌年4月のIITH訪問を決定
12月23日
●静岡大学共同利用機器センターや農学部研究室を訪問
●久能山東照宮と三保の松原を見学し、日本の自然と歴史を体感
12月24日
●成田国際空港へ見送り
実施成果
今回の交流を通じて、2025年4月に静岡大学研究チームがIITHを訪問することが正式に決まりました。また、浜松市企業の紹介に対しIITH院生が積極的に質問するなど、日本でのインターンシップに高い関心を示しました。さらに、排水処理や環境保全に関する具体的な意見交換が進み、共同研究資金の獲得や国際連携プロジェクトの可能性が広がりました。竜ヶ岩洞や久能山東照宮の訪問を通じて、日本文化と自然の魅力を深く体感し、交流会では互いの理解がより深まりました。学術交流のみならず、文化や産業に関する多角的な交流が実現し、これからの共同研究や人的交流の一層の進展が期待されます。