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7/8 グリーンサイエンスカフェが開催されました
イベントレポート: グリーンサイエンスカフェ第2回
第2回目の「グリーンサイエンスカフェ」が浜松科学館 みらい~らで開催されました。今回の講師は、新エネルギー研究コアの平井浩文教授で、「キノコが地球を救う? ~バイオリファイナリーとバイオレメディエーション~」をテーマに、キノコの魔法とでも言うべき力をわかりやすく解説しました。
本イベントの内容
平井教授の講演は、
「バイオ燃料ってなぜ必要?」
「キノコと木材腐朽」
「キノコの力でバイオ燃料・プラスチック原料を生産(バイオリファイナリー)」
「キノコの力で環境をキレイに(バイオレメディエーション)」
の4つの章から成り立ち、時折クイズを交えながら進められました。途中で白色腐朽菌でリグニン分解中のフラスコを見せ、木材が少し白くなっている様子を観察する実演も行われました。
参加者の声
・グリーンサイエンスカフェに参加できて、とても楽しいです。
・いつも楽しみにしています。
・フラスコ(高活性リグニン分解菌のビフォー・アフター)ですが、もっと時間が経った物も見たかったです。
・帰宅して自宅のキクラゲを見たら、木が白くなっているのを見つけました。これは白色腐朽菌でしょうか?
・植物関係の研究を解りやすく解説してくださる講座に期待。
・毎回参加したいので、オンラインで参加できたら嬉しい。
参加者からは、キノコの視覚的な示しが理解を助けたとの声や、自身の日常生活の中でも白色腐朽菌の働きが見られるかもしれないとの発見の声などが寄せられました。
静岡新聞掲載
このイベントは7月11日付けで静岡新聞にも「キノコから考える温暖化と人口問題 浜松で静大が講座」というタイトルで掲載されました。
まとめ
第2回目のグリーンサイエンスカフェは、再び参加者から熱心な関心と好意的なフィードバックを得ることができました。身近な存在であるキノコが、地球環境問題解決の鍵を握っているという新たな視点を提供し、多くの参加者が新しい知識と洞察を得ることができました。パンデミック中にお休みしていたカフェも再開し、お茶やコーヒーも好評でした。
今後も皆様からの貴重な意見を活かし、さらに質の高いサイエンスカフェを企画していきます。次回もご期待ください!
◆次回お申込み◆
◆第3回 8/5㈯ 宮崎 剛亜 静岡市産学交流センター B-nest
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