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第1回「International Conference on Green Science and Technology 2021 (ICGST2021)」を開催しました。
静岡大学グリーン科学技術研究所は、International Conference on Green Science and Technology 2021(ICGST2021)を2021年9月21日から22日にかけて開催致しました。また、インドの国立薬科教育研究所(NIPER)、インドネシアのガジャマダ大学(UGM)、マレーシアのマレーシア工科大学(UTM)およびマレーシアプトラ大学(UPM)は本国際会議の共催校として参加しました。
第1回目となる本カンファレンスは、新型コロナウィルスの感染対策としてオンラインによる開催となり、上記4ケ国の開催国から推薦された研究者による講演及び学生による研究発表が2日間に渡って行われました。
カンファレンス1日目は、議長国である静岡大学の日詰 一幸学長による開会の挨拶から始まり、カンファレンス議長の朴 龍洙教授(静岡大学)によって、なぜ今グリーン科学技術が必要なのか、またこのカンファレンスを開催する目的や各大学との共同研究について紹介がありました。続いて、河岸 洋和教授(静岡大学)による特別講演、各国の研究者から持続可能な開発目標「SDGs 2:飢餓をゼロに」について、Bambang Sugiharto教授(University of Jember)より基調講演、Ajit Dua最高経営責任者(Punjab Biotechnology Incubator)、峰野 博史教授(静岡大学)、Chua Lee Suan教授(UTM)の3名の教授による招待講演、松田 紀子教授(静岡大学)からアジアブリッジプログラムについての紹介がありました。
左から、日詰 一幸学長(静岡大学)による開会の挨拶/朴 龍洙議長(静岡大学)による挨拶
特別講演:河岸教授(静岡大学)/基調講演:Bambang Sugiharto教授(University of Jember)
カンファレンス2日目は、Siti Subandiyah教授(UGM)による開会の挨拶から始まり、「SDGs 3:すべての人に健康と福祉を」をテーマとした研究内容についてRitu Aneja教授(Georgia State University)による基調講演、Agung Endro Nugroho教授(UGM)、加藤 竜也教授(静岡大学)、Hidayah Ariffin教授(UPM)による招待講演が行われました。終盤に「SDGs 7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」をテーマとした研究内容についてRosli bin Md Illias教授(UTM)から基調講演、招待講演としてSankar K. Guchhait教授(NIPER)、Wiratni Budhijanto教授(UGM)、齋藤 隆之名誉教授(静岡大学)の3名の教授による招待講演がそれぞれ行われ、Hesham El Enshasy 教授(UTM) の閉会の挨拶にて締めくくられました。
また、各日12名の学生によって研究が発表され、その内4名の学生に優秀発表賞が授与され、1日目は161名、2日目は112名と合計270名以上の多くの方々にご参加頂きました。
人権格差、社会問題、地球環境など様々なグローバル課題について掲げられた17の持続可能な開発目標(SDGs)の内、今回のカンファレンスではSDGs2、3、7と3つの目標にフォーカスし、貴重な講演が行われました。各大学・研究機関と連携し、お互いの知識や技術を共有することで、課題解決を進める上での大きな一歩となりました。
ご講演をいただきました講演者の皆様、関係者の皆様にこの場をお借りし、厚く感謝申し上げます。
基調講演:Ritu Aneja教授(Georgia State University)/基調講演:Rosli Bn. Md. Illias教授(UTM)
ICGST2021 Web site: https://www.shizuoka.ac.jp/ICGST2021/