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2023.07.27
【プレスリリース】動物のスフィンゴ糖脂質を構成するオリゴ糖を分解する酵素を細菌のゲノムから発見
グリーン科学技術研究所 生物分子機能研究コア/農学部 の 宮崎 剛亜 准教授 の研究グループは、腸内細菌および土壌細菌から、動物のスフィンゴ糖脂質を構成するオリゴ糖を分解することができる酵素α-1,4-ガラクトシダーゼを発見し、その分子構造を明らかにしました。
【研究のポイント】
・腸内細菌Bacteroides salyersiaeと土壌細菌Flavihumibacter petaseusのゲノムから、動物のスフィンゴ糖脂質に見られるオリゴ糖を分解する酵素を発見しました。
・この酵素はグロボトリオースのα-1,4-ガラクトシド結合に特異的に作用し、他のα-ガラクトシドにはほとんど作用しない、厳密な基質特異性を有していました。
・X線結晶構造解析によって、酵素がオリゴ糖を厳密に認識して加水分解する仕組みを原子レベルで明らかにしました。
その他詳細はこちら:静岡大学ウェブサイト記事