グリーンサイエンスカフェ
グリーンサイエンスカフェについて
大学で行われている最先端の研究に耳を傾けていただける場となることを期待して、グリーン科学技術研究所の教員が研究者の夢や失敗談、時には笑いを交えて最新の研究を紹介しております。気楽に科学の話題に耳を傾けてみませんか?
なお、会場は静岡と浜松の2箇所で、それぞれ年3回程度開催しております。
お知らせ
◆第1回 6/10㈯ 守谷 誠 浜松科学館 みらい~ら
電池で世の中を変える? ~次世代リチウム電池用の新物質開発~
社会の持続的発展に向け、既存のリチウムイオン電池を凌駕する次世代蓄電池が求められています。昨今、次世代蓄電池の有力な候補として全固体電池が特に注目を集めていますが、その実現には「固体中でリチウムイオンを高速に拡散させる固体電解質」の開発が大きな鍵となっています。今回は、国内外で熾烈な競争が行われている全固体電池の研究開発状況を、固体電解質の新物質開発という観点から紹介します。
◆第2回 7/8㈯ 平井 浩文 浜松科学館 みらい~ら
キノコが地球を救う? ~バイオリファイナリーとバイオレメディエーション~
自然界において木材は、シイタケ、ヒラタケ、エリンギといったキノコ(白色腐朽菌)により分解されています。この白色腐朽菌の能力を十二分に活用し、木材を原料にバイオ燃料やプラスチック原料を造る白色腐朽菌の分子育種を進めています。また白色腐朽菌による難分解性環境汚染物質の分解・無毒化についても研究を展開しており、今回はこれらの内容を分かりやすく解説します。
◆第3回 8/5㈯ 宮崎 剛亜 静岡市産学交流センター B-nest
腸内細菌にエサを与える? ~腸内細菌の糖質を分解する酵素のはたらきとかたち~最近色々なところで聞くようになった腸内細菌。私たちの体の健康にとって腸内細菌がとても重要であることが分かってきました。では、腸内細菌はどうやって生きているのか?腸内細菌は私たちが消化・吸収できない食物繊維や私たちが体の中で作る糖鎖と呼ばれる糖質を食べています。これには腸内細菌がもっているさまざまな糖質分解酵素が関わっています。今回は、その糖質分解酵素のはたらきと形について紹介します。
◆第4回 9/2㈯ 富田 因則 静岡市産学交流センター B-nest
お米が地球を救う? ~地球規模の気候危機に負けないスーパーコシヒカリのゲノム育種~
気候変動による相次ぐ大型台風や大雨で大損害を受けているコメの品種を、頑健・強靭に遺伝子改変したスーパーコシヒカリ型新品種の開発事例を解説します。
◆第5回 11/4㈯ 一家 崇志 静岡キャンパス 静大祭
Teaはどこから日本へ? ~ゲノム情報から茶の伝播経路を考察する~
日本国内に伝わるお茶の由来はいったいどこからなのでしょう?中国経由?台湾経由?はたまた国内に自生していた?この謎を解き明かすため、私たちは国内各地のお茶が生存している主要な地域をまわり,800を超える在来のお茶のDNA情報を解析してきました。古来より残る文献情報と最新の技術で得られたDNA情報を基に、お茶の由来や伝播経路に関する秘密を探っていきたいと思います。
◆第6回 11/11㈯ 大吉 崇文 浜松キャンパス テクノフェスタ
DNAってどんなかたち? ~いろんなかたちのDNAが生命のカギになる~エネルギー:微生物だって息をして電気を作るんだぜ!!
親から子へ受け継がれる情報が書き込まれているDNAは、二本鎖でらせん構造を形成することがわかっており、今日の生命科学の基礎となっています。さて、私たちの体の中のDNAは、本当にいつでも二本鎖でらせん構造を形成しているのでしょうか?実は、三本鎖や四本鎖で1つのDNA が作られているところもあります。DNAが形成するさまざまな構造と、最近わかってきた病気との関係についてお話しします。
◆時間:13:30から15:00まで
◆参加費:無料
※全3回参加で修了証明書を発行します。
◆定員:各回により異なります
◆会場:各回により異なります。
◆申し込み: Formsを開く
◆主催:静岡大学 グリーン科学技術研究所
◆共催:浜松科学館
◆後援:公益財団法人静岡県文化財団
◆注意事項:当日写真撮影を行います。撮影した写真は広報活動のため、大学の広報誌やHPに掲載する可能性がございますので、ご了承ください。
インフォメーション
過去の開催情報
下記リンクよりご覧ください。
https://sway.office.com/slpKCOcf0m3CmP8w