教職員
松井 信(まつい まこと)
- 新エネルギー研究コア
- 副担当
- 教授
- Email:matsui.makoto[atmark]shizuoka.ac.jp
- TEL:053-478-1064
宇宙工学は携帯やGPSなどの商業利用だけでなく、観測衛星による温暖化やCO2分布の把握など、地球環境問題を解決する上で、不可欠の技術となっています。また近年では、宇宙機自体を環境に配慮する必要があり、有毒な化学推進剤からグリーン推進剤への転換や太陽光発電を利用した高効率なプラズマロケットの開発が進められています。
当研究室では宇宙往還機の大気圏突入時における空力加熱の研究(高温流体力学)、電磁力を利用した新しいプラズマロケットの研究(宇宙推進工学)、宇宙環境におけるエネルギー利用に関する研究(エネルギー変換工学)など“プラズマ”と“レーザー”をキーワードとして宇宙工学における技術革新を目指しています。これらの研究成果をグリーンエネルギーの創生と地球環境保全、ならびに既存エネルギーのグリーン化利用に幅広く応用したいと考えています。
具体的には、特殊な光を空気や水などの透明物質に照射した際に発生するブレークダウン(プラズマ生成)の研究に発展させ、新たなグリーンエネルギーを創生する基盤の確立を目指したいと思います。加えて、平成25年4月より,文部科学省プロジェクト経費により「農工情融合・地域産学官連携による高度危機管理技術の開発-光・化学・情報を利用したウィルス性家畜伝染病の防疫技術と放射性物質除染技術の開発-」において、プラズマとレーザーを利用した計測技術の開発にも取り組みます。