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第15回超領域研究会/第3回静岡県三大学連携シンポジウムを開催、研究成果を発信しました
11月19日(金)に静岡大学超領域研究推進本部主催の「第15回超領域研究会」と静岡大学グリーン科学技術研究所主催の「第3回静岡県三大学連携シンポジウム」を合同で開催しました。
静岡大学超領域研究推進本部は、静岡大学の第3期中期目標・中期計画にて定めた重点研究3分野「光応用・イメージング」「環境・エネルギーシステム」「グリーンバイオ科学」について、それぞれの優れた研究成果やポテンシャルを持ち寄り、多様な学術基盤の連携・融合による研究成果の格段の向上、新研究領域の開拓・多様な分野と国際的に通用する研究人材の育成、外部資金獲得の取組等を推進しており、その成果の報告、共有の場として、超領域研究会を開催しています。
また、静岡大学グリーン科学技術研究所は、静岡県立大学、浜松医科大学と連携し、「静岡県の大学連携、そして研究成果を世界に発信!」というテーマのもと、静岡県内の大学、公的機関、企業の研究者の異分野交流を含め多様な研究連携を深める目的で、静岡県三大学連携シンポジウムを開催しています。
今年度はZoomによるオンライン配信で、三大学や他の研究機関、企業などから研究者、学生及び教職員など154名の方に参加登録いただき、グリーンバイオ科学分野に対する関心の高さが伺えました。
静岡大学の日詰一幸学長による挨拶から始まり、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)化学研究グループの中尾真一グループリーダーによる基調講演では、地球温暖化を防止するために喫緊の課題となっているCO2排出量の削減に向けたCO2の分離回収や貯蔵に関する最新技術やカーボンリサイクルについての現状を、RITEで進行中のプロジェクトを例に挙げながらご紹介いただきました。
続いて、三大学から3名の講師によるそれぞれの分野の研究についての講演、また、超領域研究推進本部に参画している若手重点研究者3名から研究成果が発表され、参加者による質疑応答を経て、最後に静岡大学超領域研究推進本部の川田善正本部長から閉会の挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じました。
【講演内容】
基調講演 「CO2 排出の現状とCCUS 技術」(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)化学研究グループ 中尾真一 グループリーダー
招待講演1「診断と創薬を目指したDNA アプタマー開発」静岡県立大学薬学部 轟木堅一郎 教授
招待講演2「マウス脳形成における神経軸索ガイダンス分子の役割の解明」浜松医科大学医学部 山岸覚 准教授
招待講演3「ペプチド・タンパク質のバックボーンケミストリー」静岡大学工学部/グリーン科学技術研究所 鳴海哲夫 准教授
若手重点研究者 講演1「高精度衛星測位技術が加速させる位置情報の応用技術」静岡大学情報学部 木谷友哉 准教授
若手重点研究者 講演2「菌類と植物とのクロストークに関する化学的研究」静岡大学農学部/グリーン科学技術研究所 崔宰熏 准教授
若手重点研究者 講演3「細菌における膜小胞の産生機構と機能設計」静岡大学工学部 田代陽介 講師
本研究会/シンポジウムの模様は、静岡大学テレビジョンの下記Webサイトからご視聴いただけます。
<静大テレビジョン>
https://sutv.shizuoka.ac.jp/subchannel/161