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2018.07.20
山中准教授の研究成果が雑誌「Chemical Communications」オンライン版および静岡新聞に掲載されました。
グリーンケミストリー部門 山中正道准教授の研究成果が雑誌「Chemical Communications」オンライン版に掲載されました。
また、7月14日の静岡新聞朝刊にも掲載されました。
【論文概要】
ゲルは、紙おむつ、化粧品、ソフトコンタクトレンズなど我々の日常生活に不可欠な材料として汎用されています。ゲルの中でも、小さな分子が自己集合することで形成する超分子ゲルは、柔軟性と設計性に優れ、次世代の機能性材料候補として注目されています。
今回開発した超分子ゲルは、乳糖部分を有しており、酵素で加水分解すると、ゲルから溶液へと変化することが明らかになりました。人体において乳糖を加水分解する酵素が小腸に局在していることから、今後こうした超分子ゲルが薬を狙った場所へと運ぶ、薬物輸送システム(DDS)における薬物輸送キャリアとしての応用が期待されます。