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松田 夏季 さん（総合科学技術研究科 理学専攻 化学コース修士２年）が、11月2日～3日に愛知県名古屋市で開催された第55回中部化学関係学協会支部連合秋季大会（通称、中化連秋季大会）にて、中化連秋季大会BCSJ賞を受賞しました。

BCSJとは公益社団法人日本化学会が刊行している論文誌Bulletin of the Chemical Society of Japanの略称で、日本の化学を代表する論文誌です。

この賞は、中化連秋季大会において一般講演を行った大学院生を対象に、その功績を称えるとともに，今後の学業を奨励することを目的として贈られるものです。化学の発展に貢献する優れた一般講演が表彰の対象となります。

松田さんの講演タイトルは、「芳香族十四員環配位子におけるイオン半径に起因した遷移金属イオン選択能」でした。

この研究では、金属イオンを捕える仕組みを持つ芳香族十四員環という特別な分子が、特定の遷移金属イオンを選んで捕える能力を持つことを見出しました。さらに、その分子の立体的な特徴が、どのようにこの能力に影響を与えるかも明らかにしました。