インフォメーション

11月2日、静岡キャンパスにて第5回グリーンサイエンスカフェが「菌類も会話する！～そのコミュニケーションの正体は化学物質？～」をテーマに開催されました。崔宰熏教授が植物と菌類の共生に関わる天然物化学について講演し、フェアリーリング現象とそれに関連する化合物の応用可能性に触れました。

イベント概要

前半は講義室で、崔教授が天然物化学の視点から、植物と菌類の共生のしくみを解説。フェアリーリング現象を起こす化合物の研究が食糧問題の解決にもつながる可能性についても紹介し、参加者は興味深く聞き入っていました。後半は実験室に移動し、キノコ抽出液を使ったTLC（薄層クロマトグラフィー）分離実験を行い、6つのサンプルから「しめじ」由来の抽出物を特定する体験が行われました。

参加者の反応

参加者たちは、普段触れることの少ないTLCプレートに抽出液を塗布し、紫外線で分離した結果を確認する実験に真剣に取り組みました。待ち時間には学生からTLCの仕組みや実験に使われたキノコについての解説もあり、科学への理解が深まる場面が多く見られました。

イベントのまとめ

今回のイベントを通じて、参加者たちは分離実験手法を実体験し、菌類や化学物質の多様な可能性について学びました。科学の身近さと応用性に触れられる貴重な機会となり、次回への期待も高まりました。