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イベント 2023.08.08

8/5 グリーンサイエンスカフェが開催されました

8/5 グリーンサイエンスカフェが開催されました

イベントレポート: グリーンサイエンスカフェ第3回

大学での先進的な研究について、気軽に学べる場として開催される「グリーンサイエンスカフェ」。2023年度第3回目が静岡市産学交流センター B-nestで開催されました。今回の講師は、生物分子機能研究コアの宮崎 剛亜准教授でした。「腸内細菌にエサを与える? ~腸内細菌の糖質を分解する酵素のはたらきとかたち~」をテーマに腸内細菌の重要性や糖質分解酵素の働きについて解説しました。

当日のハイライト:

●はじめに清水東高校の生徒たちが「疑似濃淡電池」の研究発表を行いました。疑似濃淡電池と濃淡電池の発電の様子を実際に披露するとともに、その有用性や活用方法についての熱意ある提案をしてくれました。

●宮崎准教授の講演は、
「酵素について」
「糖質を分解する酵素について」
「腸内細菌がもつ糖質分解酵素について」
「私たちの研究室での研究例」
の4つの章から成り立ち、酵素の基礎知識から始め、胃腸薬にも含まれる酵素の驚くべき働きを、身近な実験を交えながら説明。特に、片栗粉を溶かした液に胃腸薬やうがい薬を加えると、その変化に多くの参加者が興味津々で観察し、写真を撮る姿が目立ちました。

感想:
今回も参加者からは実験内容の面白さや新しい知識に触れる喜びの声が多く聞かれました。科学技術の最新情報を一般の方々に伝える貴重な場となっています。次回も多くの方々の参加をお待ちしております!

◆次回お申込み◆

 第4回 9/2㈯ 富田 因則 静岡市産学交流センター B-nest
お米が地球を救う? ~地球規模の気候危機に負けないスーパーコシヒカリのゲノム育種~
激化する気候危機の下、毎年のように相次ぐ大型台風・大雨により、我国のみならず世界的にイネの倒伏・浸水被害が拡大しており、遺伝的にイネを頑健かつ多収化して食糧安全保障を図る必要があります。講演者らは、頑健・短稈(台風、豪雨による倒伏リスク解消、自動化農業適合、労力軽減)、大粒・多穂・バイオマス増大(低コスト・多収)、早晩生(地域環境に適応)をもたらすシーズ遺伝子を見出すとともに、それらを世界的な銘柄品種であるコシヒカリのゲノムにスマート育種法で組合せることにより、産地の環境に最適な頑健・多収遺伝子型の品種を開発してきました。コシヒカリの産地、御殿場ではすでに大粒・短稈コシヒカリの生産が始まっています。本研究は岸田政権肝いりのスタートアップ総合支援プログラム(リンク:静岡大学ウェブサイト)の一角として、プロセスイノベーション「新・緑の革命」を目指しています。

申し込みは こちらから

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