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ニュース 2023.04.10

朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました

朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました 日本農学賞を受ける朴龍洙教授(写真左側)
朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました 読売農学賞を受ける朴龍洙教授(写真左側)
朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました 受賞者との集合写真(朴教授は写真右側)
朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました 受賞講演の様子
朴龍洙教授の第94回日本農学賞および第60回読売農学賞の授与式および受賞講演を行いました 日本農学賞の賞牌

令和5年4月5日に朴龍洙教授が「カイコバイオファクトリーによる組換えタンパク質生産に関する研究」で、2023年度第94回日本農学賞および第60回読売農学賞を受賞されました。

朴教授は、カイコのタンパク質合成能力に注目して、大腸菌とカイコ細胞で遺伝子の複製が可能なバキュロウイルスシャトルベクター(バクミド)を世界で初めて開発し、mg単位でタンパク質の発現を実現するなど、タンパク質発現分野にブレイクスルーを起こしました。また、カイコで発現した組換えタンパク質の生化学的検証を始め、最近では、様々なウイルス様粒子(VLP)を自在に作製し、VLPの表面に複数の抗原提示法を開発するなど、カイコを将来ワクチン生産工場とするカイコバイオファクトリーの提唱およびいにしえの「シルクロード」から、日本を起点とし世界に展開する「バイオロード」の構築に尽力し貢献した業績が評価されました。

 

◇日本農学賞/読売農学賞について
大正14年から『農学賞』として授与を行っていましたが、日本農学会が設立される際に、昭和17年から『日本農学賞』と名前を変え、日本の農学研究者間における最高の栄誉として今日まで続き、本年は94回目になります。読売農学賞は、昭和39年より読売新聞社から『読売農学賞』として授与され、今年で60年目です。
参考:日本農学会「日本農学賞ページ」

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