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教職員

大西 利幸(おおにし としゆき)

大西 利幸 / Toshiyuki Ohnishi

植物は移動できず、乾燥や高温、病害虫などの環境ストレスに直面しています。これに対抗するため、植物は化学防御を進化させ、特に揮発性化合物 (香り物質) を生成します。これらの香り物質は、食害昆虫を避け、病原菌に対する抗菌活性を示すなど、生存競争に有利に働きます。多くの植物は、香り物質を糖と結びつけ、香気前駆配糖体(GBVs)として安定的に貯蔵します。攻撃を受けると、GBVsは糖加水分解酵素によって揮発性化合物に変化し、化学防御を行います。私たちの研究は、香り物質やGBVsを活用して環境ストレスに強い農作物の生産性向上を目指し、ストレスマネージメント化合物の探索とその機構解明に取り組んでいます。これにより、農業の持続可能な発展と食品品質の向上を目指しています。

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JAPANESE
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