総合研究棟 機器リスト

管理番号
[12]
機器名
透過型電子顕微鏡
メーカー
日本電子
モデル番号
JEM-1400Plus
機器区分
顕微鏡
設置場所
総合研究棟(大谷) 211 室
利用者区分
区分なし

[測定原理] 薄膜、細胞、生物組織、微粒子などの試料に高エネルギー電子ビームを当て、その透過電子ビーム像を、磁気レンズにより大きく拡大させる。10万倍、100万倍と大きく拡大した像をCCD素子に入射させ、電子画像データに変換する。ディスプレイ上で拡大された透過像を観察・記録したり、画像処理したりする。120kVの電子ビームは、電子波となっており、0.2 nmほどの分解能を得る事ができる。本装置は、STEM/EDS機能を持っている。試料上で電子ビームを走査させて画像を得る事ができる。また、試料からの特性X線を記録する事ができる。その結果、透過電子の夜明視野像、散乱電子による暗視野像、元素マッピング像を得る事ができる。

 

[測定方法] 正しい手順でTEM本体とコンピューターを立ち上げる。高真空状態にあること確認する。(1)薄膜試料の場合:銅グリッドの上に薄膜試料を固定し、グリッドを試料フォルダーに正確に固定する。試料ホルダーを注意深くTEM本体にセットする。マニュアルに沿って、電子ビームを発生させ、電子ビームの輝度を調整し、像の焦点や倍率を調整する。ディスプレイ上で必要な画像が得られた時に、画像ファイルを記録する。(2)生物試料の場合:固定、脱水、包理、薄切、染色という前処理が必要。加速電圧、絞りサイズなどに注意し、コントラストを持たせて画像記録する。試料からのアウトガスで装置の異常放電が起きるときが有るので、アウトガスに注意。(3)微粒子試料の場合:コロジオン付き銅メッシュの上に試料を固定させる。プロパノール分散液が良い。試料固定後、TEM本体にセットして観察する。120kVの高電圧で、高倍率像を得る事ができる。

 

[応用] (1)モンタージュ法を使うと、大きな面積16倍の画像を得る事ができる。境目を無くした画像を得る事ができる。(2)前処理として、試料表面へのイオン洗浄を行う事ができる。(3)得られた電子画像をその場で参照したり、フォトショップ加工することができる。(4)薄膜内の元素ごとのマッピング像を得る事ができる。(5)染色法を利用して、細胞内の構造を色々な角度から記録することができる。ウルトラミクロトームを用いると、ウイルス、DNA、タンパク質分子を直接観察できる。

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