グリーン科学技術研究所とは

所長あいさつ

少子高齢化の急速な進展や地球規模の環境悪化は、我々人類をはじめとする全ての生物の生存を脅かしています。グリーン科学技術研究所は、このような深刻な社会・環境の変化に対応できる新たなハイテク集約型科学技術の構築を目指し、平成25年4月に設立されました。

本研究所は、グリーンエネルギー研究部門、グリーンバイオ研究部門、グリーンケミストリー研究部門の3研究部門と、各研究部門を技術面から支える研究支援室とで構成されています。各部門の構成員である本学の卓越研究者や若手重点研究者は、世界をリードする基礎的・独創的研究に取り組んでおり、国内外の関連企業や研究機関との共同研究や地元自治体と積極的に連携することにより、社会に対する責任を果たしていきたいと考えています。また、創造科学技術大学院と一体となって、高度技術者や人材育成にも取り組んでいきたいと考えています。本学のミッションでもある「自由啓発・未来創成」の理念のもと、構成員が一丸となって環境・命を支えるグリーン科学技術研究の先導革新研究に取り組んでいく所存です。

朴 龍洙

研究所紹介

静岡大学グリーン科学技術研究所とは、地球資源やエネルギーの再生・利用、自然共生による循環型・低炭素社会実現のために、新たな環境・エネルギー・バイオ・化学分野の科学技術を創造する、基礎から応用までの出口を見据えたグリーン・イノベーションを推進するために設立された研究所です。

研究所の中には3つの研究部門が設置されています。それぞれの研究部門では、研究者は研究テーマによってさらに3つの研究グループに分かれ、独自のミッションに基づいた研究を行っています。個々の研究グループと個々の研究部門は、アプローチの方法こそ異なりますが、その研究内容は互いに複雑に関わり合っています。それぞれの研究成果が集約・統合されることで、人類と社会を、現在直面している諸問題の解決へと導くことを目指しています。また、最先端の研究に必要不可欠な大型機器の維持管理に特化した「研究支援室」を設け、研究者が大型機器の維持管理のストレスなく研究に集中できるような環境を提供しています。

目標

1)グリーン科学技術による資源およびエネルギー生産・低炭素循環型社会形成のための技術移転と高度研究者・技術者の人材育成およびグローカル教育研究を推進する。

2)グリーン科学技術に関る地球環境および生態系保全や自然システムとの共生による科学技術の開発、有効資源の再生・利用の開発、自然エネルギーや低炭素循環の開発等、それら技術の適用における社会的影響の評価手法を確立する。

3)生物の分子認識能を活用した高齢化・高福祉における安全・安心な社会の実現、再生可能な資源・エネルギーを基盤とする循環型社会実現への新たな学術貢献のための研究を推進する。

グリーンエネルギー研究部門

・物理・情報プロセスグループ

⇒新グリーンエネルギーの開発と高度利用の研究

・物理・材料プロセスグループ

⇒再生可能エネルギー効率化のための研究

・化学プロセスグループ

⇒環境低負荷型化学プロセス構築のための研究

グリーンバイオ研究部門

・植物ストレス科学グループ

⇒植物を用いたストレスマネジメントの開発研究

・環境分子生物学グループ

⇒環境ストレスに対する動物の適応戦略の研究

・育種生物工学グループ

⇒ゲノム工学による食物生産技術の開発研究

グリーンケミストリー研究部門

・天然物化学グループ

⇒食の安全・安心社会を実現するための研究

・資源・環境分子化学グループ

⇒環境と調和する循環型社会を実現するための研究

・ナノバイオ科学グループ

⇒感染症等の早期検出を目指す先端的ナノバイオ研究

研究支援室

・大型実験装置の維持管理

・測定機器講習会の実施

・各種地域貢献事業の実施

・学外からの試料測定依頼への対応(定型的試験)