イベント

日時
2018年12月25日 (火)  16:00 — 17:30

概要

グリーン科学技術研究所 本橋研究室主催 講演会を開催します

 

 

 【講師】

 吉積 毅 先生(高崎健康福祉大農学部設置準備室 非常勤職員)

 

 【演題】

 オルガネラゲノムを自在に組換える技術の開発

 

 【日時】

   12月25日(火) 16:00〜17:30

 

【場所】

   静岡大学静岡キャンパス 農学総合棟406

 

 

【概 要】

  発表者らはペプチドを利用して植物のオルガネラゲノムを自在に組換える技術を開発し、合成生物学や分子育種に応用することを計画している。

植物細胞は核に加えて、葉緑体やミトコンドリアにもゲノムが存在している。これらオルガネラは細胞あたり多数存在し、かつ1つのオルガネラあたりに複数コピーのゲノムが存在する。そのため、オルガネラゲノムを組換えることができれば、核ゲノムへ挿入した場合に比べて、非常に強い外来遺伝子の発現が期待できる。葉緑体へ遺伝子を導入する方法としてパーティクルガンが用いられているが、ミトコンドリアゲノムを組換えた報告はない。また、この方法では予期せぬ核ゲノムの組換えを引き起こす可能性も否定できない。

発表者らは、葉緑体だけでなくミトコンドリアへ選択的に遺伝子を導入する方法として融合ペプチドを用いた導入法を開発した。融合ペプチドは、2つの機能ブロックから構成されている。1つ目の機能ブロックはカチオン性アミノ酸から構成され、核酸結合の機能を担う。2 つ目の機能ブロックとしてオルガネラ局在を制御するためのシグナル配列を有する。例えば、葉緑体に外来遺伝子を送達したい場合には、葉緑体局在シグナルを有する融合ペプチドを用いる。それぞれのオルガネラに対応した融合ペプチドを用いることで、葉緑体のみならずミトコンドリアゲノムを選択的に組換えることに成功した。

本発表では、融合ペプチドを用いたオルガネラゲノムの組換え技術の利点と、この技術がどのように応用できるのか議論したい。

 

【問合せ先】
 

本橋令子
静岡大学 ダイバシティ推進担当副学長
学術院 農学領域 分子育種研究室 教授


〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
電話番号:054-238-4831
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